【埼玉県西部地区】ラグビー明早戦応援会報告

【埼玉県西部地区】ラグビー明早戦応援会報告

 12月2日日曜日、晴れとの予報もあったものの肌寒い曇り空の下、明早両校に関東大学ラグビー対抗戦グループの優勝のかかる一戦につめかけた観客は2万2,256人と秩父宮に移ってからは、平成15年に次ぐ満員の観客の熱気に包まれた秩父宮ラグビー場でした。
 定期戦94回目となる伝統の明早戦。開始前から競技場の周辺ではファンで埋め尽くされていました。それぞれの大学のユニフォームに身を包んだ人やカバンにそれぞれのチームの応援フラッグを差し込み競技場に向かう人でごったがえし、街中が熱気に包まれ、この後始まる熱戦にまるでお祭りムードといった雰囲気で、試合観戦に訪れる者もそのお祭り気分にテンションが上がる試合開始前の雰囲気でした。
 埼玉西部の幟旗のもとには、一般の会員も次々に訪れました。本日埼玉西部で用意したチケットは完売です。総勢75名(一般会員40名・役員 OB10名・役員25名)が参加となりました。

 14時試合開始、キックオフです。試合序盤3分に早稲田のフルバック河瀬にトライとゴールを決められ7点を先制されるという展開、18日の帝京戦での展開から今日も堅いディフェンスと目の覚めるようなアタックを披露してくれるのではと期待した明治サイドとしてはあまりの早い時間の先制に驚きに似た喚声。そのあとの早い時間に逆転のトライを期待しました。

 その後14分には明治がペナルティを得、ゴールを決めて3点獲得、したのも束の間、20分には早稲田にペナルティゴールを決められ、7点という手を伸ばせばワンチャンスで届きそうな、そうでいて早稲田もそれを許さず、なかなか点差がつまらない展開。28分明治が手堅くペナルティゴールで3点をかせぐも、その2分後早稲田にトライとゴールを許し、11点差。34分には明治高橋の待望のトライとゴールが決まって4点差。終了間際にもチャンスがいくつもあったものの点には結びつけられず惜しくもハーフタイム。

 早稲田ゴール前でのいくつかのチャンスがあったことから後半に期待しながらのハーフタイムを過ごします。両校のチアリーディングチームによるハーフタイムショーで気分も一新。

 後半開始。いくつかのチャンスを明治も得ましたが、攻めきれず。得点には結びつけられません。その隙をついて 14分、19分とトライを許し、思わぬ大差(明13-31早)になり、力の差なのかなと意気消沈気味の明治応援スタンドでしたが、試合終了間際の37分、41分とキックオフからのチャンスを確実にものにし、いい攻撃のテンポから2トライをたてつづけにとったものの4点差。どちらかの反則でホイッスルが鳴れば試合終了でラストワンプレー、早稲田 のキックオフで試合再開。これを確実にキャッチし、パスをつなぎトライまで持ち込めれば逆転圏内の4点差。守る早稲田も必死です。

 観客もその願いから席を立ち、こぶしを握るもの、フラッグやバルーンを懸命に振って懸命の応援です。 その願いも空しく、明治が反則、早稲田がタッチに蹴りだし無情にもノーサイドのホイッスルが響きました。

 スポーツは筋書きのないドラマだといわれます。今日の試合を観戦して、あの場面でこうしていればよかったかも、 もしかしたら勝っていたかもは言えないなと感じました。明治の23人は、勝利を願い懸命に80分を全力で走り、ぶつかり、「前へ」と向かっていたのですから。

 さらに高みを目指す努力、さらなる成長を遂げて、大学選手権で雪辱を果たすことを、その日を願って黄金に色づいたイチョウ並木の下を帰路につきました。
今後も「箱根駅伝本戦」等の行事が続きます。またみなさんと一緒に頑張る学生を応援しに行きましょう。

スポーツ応援 PT 石堂志直