【千葉県東部地区】『明治大学マンドリン倶楽部第3回市原チャリティ演奏会』鑑賞会の開催報告

【千葉県東部地区】『明治大学マンドリン倶楽部第3回市原チャリティ演奏会』鑑賞会の開催報告

9月16日(土)、市原市市民会館大ホールにおいて「明治大学マンドリン倶楽部第3回市原チャリティ演奏会」が開催され、千葉県東部地区父母会では、千葉県東部地区父母を対象とした鑑賞会を開催しました。

明治大学マンドリン倶楽部は、1923年に、日本の代表的作曲家 古賀政男先生他数人により創部され、今年で95年の長い歴史を持つ明治大学伝統のクラブです。
春休み、夏休み等を利用して日本各地で演奏し、4年に1度海外公演を行い、今までに、中国2回、アメリカ2回、ベトナム2回、昨年はマンドリン発祥のイタリアで公演を行ったそうです。今回は、千葉県市原市での演奏会です。

当日は、あいにくの雨でしたが、多くの明治大学マンドリン倶楽部のファンの方が訪れ、開場前から長蛇の列でした。


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会場前には長蛇の列


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チケット

主催者である明治大学校友会市原地域支部のご配慮により、開場時間が15分間前倒しになり、早くから入場することができました。
会場は、約1500人入る大ホールです。どのくらい入るのかなと思っていましたが、開演前には、ほぼ満席状態となり、明治大学マンドリン倶楽部の人気がうかがえます。年齢層は、私たちよりも少し上の世代の方が多いと感じました。


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観客席はほぼ満席です

最初に、主催者である明治大学校友会市原地域支部長から挨拶があり、来賓として、市原市長の挨拶がありました。また、今回の演奏会は、チャリティ演奏会として開催され、収益の一部が市原市社会福祉協議会を通じて地域福祉に役立てられるとのことで、支部長から市原市社会福祉協議会への贈呈式がありました。


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パンフレット

さあ、開演です。「明治大学校歌」からスタートです。マンドリン倶楽部の男性メンバーは学生服、女性メンバーはスーツでの演奏です。マンドリンで奏でられる校歌は、いつも聞く校歌とまた違う趣があります。
第一部は、「クラシック音楽」ということで、明治大学校歌の後は、
 ・J・S・バッハの「G線上のアリア」
 ・アラム・ハチャトゥリアンの「剣の舞」
 ・エドワード・エルガーの「威風堂々」
が演奏されました。どの曲も、誰もが聴いたことのある曲です。
マンドリン倶楽部の演奏は、マンドリン、マンドラ(マンドリンよりも一回り大きい)、マンドセロ(マンドラよりもさらに一回り大きい)のマンドリン系の楽器のほか、フルート、コントラバス、ピアノなど様々な楽器も曲に合わせて演奏されます。

第二部は、「マンドリンで奏でる日本の心」と題し、
 ・NHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」の主題歌の「若い広場」
 ・ご存知、TBSドラマ「渡る世間は鬼ばかり」の主題歌
 ・慕情~ヘッドライト・テールライト~地上の星の中島みゆきメドレー
 ・古賀メロメドレー
 ・赤とんぼ
 ・アイドルメドレー
 ・津軽組曲より「夏」
が演奏されました。
3曲目のメドレーの「慕情」は、ドラマ「やすらぎの郷」の主題歌、「ヘッドライト・テールライト」と「地上の星」は「プロジェクトX」のエンディング曲と主題歌です。
4曲目の古賀メロメドレーは、「丘を越えて」から「影を慕いて」まで9曲のメドレーでした。私たちには少し古い曲で、曲を聴いても、分からないものもありましたが、観客席ではうんうんとうなずいている方がたくさんいました。
5曲目の「赤とんぼ」では、演奏に合わせて、客席側でも合唱です。指揮者に合わせて、「ゆうや~けこやけーの赤とんぼ・・・」と会場が一体となっての大合唱になりました。
6曲目の「アイドルメドレー」は、私たちの世代にぴったりのものです。メドレーは、①キャンディーズの「春一番」、②松田聖子の「赤いスイートピー」、③山口百恵の「いい日旅立ち」、④ピンクレディーの「UFO」、⑤おニャン子クラブの「セーラー服を脱がさないで」、⑥郷ひろみの「ゴールドフィンガー99」の6曲でした。どの曲も、思わず口ずさんでしまいます。「UFO」と「セーラー服を脱がさないで」では、マンドリン倶楽部のメンバーが舞台の前に出て、懐かしいピンクレデイーとおニャン子クラブの踊りを曲に合わせて披露してくれました。私も小さくではありますが、曲に合わせて手と足が動いてしまいました。
7曲目の「津軽組曲より「夏」」では、素晴らしい楽曲であるとともに、途中でマンドラのソロがあり、会場を盛り上げました。

第三部は、「世界の音楽祭」と題し、世界各国の曲を披露してくれました。
第二部までは、学生服、スーツだったメンバーが、全員、水色のブレザーに着替え、格好良く演奏してくれました。あ、全員ではありません。指揮者は、真っ赤なブレザーに着替えていました。
さて、曲は、
 ・ビールのCMで有名な「ボラーレ」
 ・ビートルズの「Let it Be」
 ・カーペンターズの「Top of the World」
 ・オリビアニュートンジョンも歌っていた「カントリーロード」
が演奏され、懐かしいといっても今でも聞いていますが、良く知った外国曲を演奏してくれました。
次にヨーロッパ旅行と題して、
 ・「パリの空の下」(フランス)
 ・「オオ・ソレミオ」(イタリア)
 ・「エスパニア・カーニ」(スペイン)
の3曲の演奏があり、これもよく聞く曲です。
その後、
 ・ミュージカル映画「シェルブールの雨傘」の主題歌
 ・メキシコのワールドカップ応援歌「メキシコ・メキシコ」
 ・「テキーラ」
 ・「クマーナ」
が演奏されました。
8曲目の「シェルブールの雨傘」の主題歌は、カトリーヌ・ドヌーヴ主演のフランスのミュージカル映画の主題歌で、映画とともに有名な楽曲ですが、非常にマンドリンの音色にぴったりだと思いました。また、コンサートマスターの学生によるマンドリンのソロがあり、非常に素晴らしかったです。
10曲目の「テキーラ」では、曲の途中で『テキーラ!』と合いの手を入れてほしいと説明があり、曲が始まる前に、『テキーラ!』の練習がありました。
曲は、手拍子からスタートです。指揮者が客席に振り向くと、会場一体となって『テキーラ!』と合いの手です。合いの手は3回あり、楽しい楽曲でした。
11曲目の「クマーナ」が始まる前に、指揮者が金色の服にパッと着替えました。あっと驚いた瞬間から、激しい曲が始まりました。途中で打楽器によるソロがあり、この曲を最後に演奏会が終了しました。

演奏会終了後、大きな拍手が続き、アンコールです。
アンコールの1曲目は、「YMCA」です。そう、ご存知、西城秀樹の大ヒット曲「ヤングマン」です。マンドリン倶楽部のメンバーが会場に降りてきて、YMCAの練習です。
「Y」、「M」、「C」、「A」
曲が始まると、会場全員が、手を大きく上にあげるYのポーズ、頭の上に指先を付けるMのポーズ、手を左側にCのポーズ、頭の上に三角形を作るAのポーズをしています。
私たちも、左右の方に手が当たらないように小さくYMCAを行いました。

アンコールの2曲目は、「ムーン・リバー」です。ご承知の方も多いと思いますが、オードリー・ヘップバーン主演の「ティファニーで朝食を」の主題歌です。非常にゆったりとした素晴らしい演奏でした。この曲を最後に、本当に演奏会が終了しました。

15時から17時くらいまでの演奏時間でしたが、あっという間という印象で、非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。
明治大学マンドリン倶楽部の皆様、素晴らしい演奏を聞かせていただきありがとうございました。また、今回の演奏会を主催していただきました、明治大学校友会市原地域支部の支部長様をはじめ、実行委員長様、実行委員会の皆様、本当にありがとうございました。

千葉県東部地区父母会では、今後とも、スポーツ応援、文化行事鑑賞を企画し、実施していく予定です。千葉県東部地区父母の皆様、今後ともよろしくお願いします。


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参加者で集合写真