明早戦2022観戦レポート

明早戦2022観戦レポート

関東大学ラグビー対抗戦グループAの戦いは、いよいよ最終節の「明早戦」を残すのみ。優勝を決めたのは帝京大学。本年度の「明早戦」は大学選手権出場に向けて、シード権が得られる対抗戦グループ2位の座を巡る戦いとなりました。

「縦の明治」、「横の早稲田」。
かつてはそのように評された両雄のラグビースタイル。重戦車FWを擁し、故・北島監督の「前へ」の指導の下、縦に突き進むスタイルを築き上げた明治大学。劣勢のFW戦を耐え続け、バックス陣が華麗にボールをつなげトライを狙う早稲田大学。近年は戦術の進化に伴いラグビースタイルも変化してきましたが、ライバル同士の両校のプライドの激突は伝統そのまま。
対抗戦98回目となる伝統の一戦は9年ぶりの国立競技場での開催です。そこで当地区では一般役員の方々にぜひ国立競技場でのビッグゲームを観戦して頂こうとチケットの団体席予約申し込みを受付し、 多数の方々にお越しいただきました。そして当地区役員も国立競技場に集合。
2022年12月4日(日)14時、「明早戦」は定刻通りキックオフ。

試合は序盤に明治がトライを奪う。その後も明治が武器とするセットプレーを中心にFW戦で早稲田にプレッシャーをかけ主導権を握る。前半30分程で21-0と早稲田をリードする。
しかしそのまま終わる早稲田ではない。明治の攻撃をかわしてトライを奪い、粘りを見せる。前半を終了し21-14と明治リードで折り返す。
後半3分、インターセプトでゴールを奪った明治は一気にゴールラインへ走りトライを決める。その後は攻守共に両雄のプライドが激突する展開へ。明治は必死のディフェンスで早稲田の勢いを食い止める。後半に2トライ2ゴール重ねた明治は早稲田を1トライ1ゴールに抑え35-21とし、そして試合はノーサイド。

勝った明治大学は対抗戦グループ2位で、12月25日に行われる大学選手権準々決勝からの出場が決定しました。対戦相手はリーグ戦グループ3位の東洋大学と対抗戦グループ3位の早稲田大学の勝者です(12月11日の試合結果により、準々決勝の対戦相手は早稲田大学に決定しました)。
日本一まであと3勝。当地区では引き続き明治大学ラグビー部を応援したいと思います。