第15回 神奈川県東西地区交流会議 開催のご報告

第15回 神奈川県東西地区交流会議 開催のご報告

2023年1月28日(土)第15回神奈川県東西地区交流会議が、今回の企画運営担当となる西部地区主導のもと、レンブラントホテル海老名にて開催されました。
会議では、最初に商学部萩原統宏教授のオンライン(Zoom)による講義があり、その後休憩を挟んで両地区会長からの活動報告がありました。

1.講演 「子供たちの教育費から解放された後のマネープランについて ~明るいお金の話~」

明治大学商学部教授 萩原統宏先生(専攻:企業財務論、証券市場論、資産価格理論)

ご講演要旨:50歳代から70歳代にかけ、平均世帯所得は364万円も減少する。平均貯蓄は60歳代がピークでその後は減少する傾向にある。また65歳以上世帯の6割は収入の8割以上を公的年金に頼っている。老後資金を投資で稼ぎたいところだが、節約せず投資のみで貯蓄を維持するのは困難。出費を減らす必要があるが、適度なリスクを伴う投資も行うことによって、出費の減少を抑える。
投資対象として、株式個別銘柄やアクティブファンドは訓練が必要。市場全体に投資する日経平均などのパッシブファンドやコストが節約できるNISA、iDeCoはストレスなく続けられる。
支出の抑制としては、住宅や車の維持費の見直し、生活費の節約などが考えられる。

感想:子育て終了後のマネープランという、父母会員世代の最大の関心事に深く寄り添った講演で、大変参考になりました。またエクセルを使えば、人生100年時代にわたり貯蓄がゼロにならないような資金計画も立てられることを知り、非常に参考になりました。

2.両地区からの活動報告

西部地区の境会長からは、神奈川県の東西地区分や会員数(東部地区は全国1位、西部地区は5位)、東西交流の実績などをご説明頂きました。
また役員が予定を立てやすくするための取り組み(共有ドライブに役員会の日程やイベントスケジュールを保存、定期役員会は年度末まで確定させるなど)についてお話し頂き、その工夫に富んだ柔軟な取り組みに感銘を受けました。

東部地区の飯田会長からは、今年度新たな試みとして行ったビーチクリーン活動、ボードセーリング部の応援、ハイブリッド役員会の実施などについて報告がありました。スクリーン上に昨年7月以後の主な活動をまとめた表が投影され、この半年でたくさんの活動をしたのだと自分たちの振り返りにもなりました。

西部地区父母会の皆様には会場設営やプログラム作成など、周到にご準備頂き大変ありがとうございました。
今後も神奈川東西地区が親密な交流を持ち、互いに協力し合い、切磋琢磨しながら父母会の発展に貢献できればと思っています。