【埼玉県西部地区】 第１６回明治大学シェイクスピアプロジェクト「ローマ英雄伝」観劇会報告
埼玉県西部地区父母会では、11月10日(日)に駿河台キャンパスアカデミーホールにて実施された第１６回明治大学シェイクスピアプロジェクト（MSP）ローマ英雄伝の観劇会を行いました。
当日は即位に伴う祝賀パレードが行われ、お祝いムードの中、会場へと向かいました。
第一部「ジュリアス・シーザー」・第二部「アントニーとクレオパトラ」の２部構成で３時間３０分におよぶ歴史的大作です。
幕が上がり観ている私は、物語に、舞台にぐんぐん引き込まれていきました。
この舞台を作り上げているのは学業が本業の学生の皆さんという事に思いを馳せ、感無量になりました。素晴らしい演者の皆さんの迫真の演技、膨大なセリフ、飽きさせない場面展開等々。
そして音楽や照明、目に見え、音を感じる表の部分と、表には出ないけれども携わっている人達の何と多いことかと思わずにはいられないこの舞台、学生達の一生懸命な力が感じられ、素晴らしい時間でした。
第１部では緊迫した場面が続きますが、ジュリアス・シーザーの妻、カルパーニャ、はかなげなブルータスの妻のポーシャの場面ではより女性に柔らかさを感じました。
第２部は妖艶なクレオパトラ、１部とは違って笑いを誘う場面も。随分昔に観た古い映画を思い出し、重ね合わせて観ていました。映画では立派なエジプトの宮殿、ナイル川で豪華な船に乗り楽しむクレオパトラとアントニーの場面などを覚えていますが、この舞台上にもそんな古代エジプトの風景が見える様でした。
始まる前、３時間３０分は長いと思いましたが、全く感じさせず、もっと観ていたいと思う程でした。余韻を抱え、帰宅してからもパンフレットを広げ、見入ってしまいました。
MSPの次回作は「じゃじゃ馬ならし」です。今から楽しみにしています。
MSPの皆さん、感動をありがとう。素晴らしいMSP!!
