東京六大学野球 2022 春季リーグ 神宮球場内野席観戦の報告

東京六大学野球 2022 春季リーグ 神宮球場内野席観戦の報告

5月21日(土)の東京六大学野球「明治大学 対 立教大学」の試合において東京都西部地区父母会では、コロナ禍における大学の活動制限指針に鑑み、集合応援ではなく有志による個人応援を支援することとし、観戦チケット限定 50 枚を会員ご父母にプレゼントいたしました。

この日、単独首位の明治大学は、2勝すれば優勝が決まる立教大学との連戦の1日目。観戦チケットをお申し込みいただいたご父母の皆様に球場にお越しいただき、6季ぶり(3年ぶり)の優勝をかけた大事な一戦を応援していただきました。

前日の予報では午後から降水確率40%のはずが、朝からあいにくの雨。
応援に来ていただいたご父母の皆様、雨の中応援ありがとうございました。

この日のスターティングメンバー / 入手困難 六大学野球マガジン

先発は鋼の心臓、蒔田くん。
1回表は危なげなく三者凡退。

2回表、4番立教主将山田選手はストレートの三振。
5番柴田選手にレフト深くへ打球を運ばれ2塁打。
6番捕手黒岩選手に四球を与え、7番吉岡選手にヒットを浴び、満塁のランナーを背負いました。
打者は投手でありながら当たれば長打の実績を持つ荘司選手。
フルカウントから荘司選手のバットを折り、6-4-3のダブルプレーで無失点に抑えましたが、 試合開始早々ヒヤリとする場面でした。

7回114球を投げた蒔田くん / 雨による試合中断

雨脚が強くなり試合は43分の中断。
このまま止まずに降り続くのではないかと思うほどでした。
グランドにいた選手はずぶ濡れ。この間に身体が冷えないか心配でした。

徐々に雨粒が小さくなり、「間もなく試合再開」のアナウンスが流れました。
グランドのブルーシートを外し整備が始まるとベンチからぞろぞろと選手が出、アップを始めます。

この日、応援団がコロナ禍以来久しぶりに内野席に戻りました。
演奏も応援団の声もチアのダンスも力強く美しく揃い、イキイキと輝いていました。

内野席に戻った応援団

蒔田くんの好投は6回まで続きましたが、7回表、ツーアウトから四球を三人に与え満塁のピンチを招きます。
迎えたバッターは立教の主将、山田健太選手。
緊迫する場面でしたが、フルカウントから三振を奪い、無失点に抑えました。

8回表、防御率2.70、明治のクローザー、高山くんがマウンドに立ちました。
この回まで互いに譲らず0対0、しかしここから試合が動きます。

立教の捕手黒岩選手にヒットを打たれ、続く吉岡選手の右中間を貫くタイムリースリーベースで1点先制されました。
荘司選手にストレートの四球、1アウトランナー 一、三塁。
続いて佐藤選手のスクイズで1点。
道原選手に四球を与え、柴田選手のタイムリーで計3点を奪われました。

2番手 高山くん / 9回表、3点を奪われた

しかし、明治も簡単には負けません。
直後の8回裏、1アウトから高山くんの打順に代打、西山くんがヒットで出塁。
明新くんの送りバントが成功し、長南くんのタイムリーで1点を返しました。

この日二安打 代打 西山くん / 送りバント成功 明新くん / レフトへのタイムリー 長南くん

9回表、マウンドは左腕、サイドスローの渡部慎之介くん。
初球をライト深くに運ばれあわや三塁打かと思いきや、ベースを飛び出したランナーにサードがタッチ、1アウト。

続く立教主将山田選手を三振。
5番柴田選手を四球で出塁させるも、代走の諸藤選手を牽制で刺し、3アウト。
0点に抑えました。

9回裏、立教は8回まで球数123の荘司選手が続投。
4番上田くんの打球をセカンドが弾き出塁。記録はエラー。
蓑尾くんの打球は三遊間を抜け、1アウト一塁二塁。
蓑尾くんに変えて代走飯森くん。
堀内くんがライトへタイムリーヒットを打ち、2点目が入りました。
明治主将、村松くんがバッターボックスへ。
ショートゴロで二塁はアウト、一塁はセーフで併殺を免れました。
今日二打席目の西山くんがタイムリーを打ち、飯森くんが戻って3-3の同点。
明治応援席は沸き上がります。
あと1点でサヨナラの場面でしたが延長戦へ突入しました。

四番打者 上田くん / 捕手 副将 蓑尾くん / 7 番打者 堀内くん / 代打 主将 村松くん

左腕、千葉くんが10回から継投。延長12回を投げ切り引き分けで試合終了。
チャンスは何度となくありましたが、この日の勝利はかないませんでした。
しかし、粘り強い野球で翌日からの試合に期待を持てる内容でした。

※翌5/22は3-2で勝利、5/23は延長11回、蓑尾くんの犠牲フライで1-0サヨナラ勝ち。
6季ぶり41回目の優勝を果たしました。

明治大学硬式野球部の皆さん、応援団の皆さん、感動をありがとうございました。
6月6日から行われる全日本大学野球選手権も楽しみにしています。