ハートアイコン LINEアイコン

三重県

Chubu

【三重県】2017 生明祭 報告

三重県父母会は、11月25日(土)明治大学生田キャンパスの「生明祭」に行ってきました。
この日は雲ひとつない快晴で、朝の富士山の眺めは、まさに絶景でした。
小田急線の生田駅で下車し、川に沿ってしばらく歩くと右手に坂道があり、その先の大きな丘陵地がまるごと明治大学の生田キャンパスになります。すごい長さのエスカレーターの登り口の所で、13時に集合しました。看板を持って出迎えてくれる男子学生が2名いました。長いエスカレーターを2本3本登って、さらに歩き続けると、さまざまな食べ物のいい匂いがしてきて、また、出迎えてくれる女子学生がいました。いよいよ大学祭の始まりです。中央ステージ上での「ファッション・ショー」「テコンドーの演舞」「ジャズダンス」などに魅了され、生田硬式野球部の「お好み焼き」をお腹いっぱいいただいた後、農学部「水耕栽培の研究」→「天文部」→理工学部「脳内電流の研究」という順で、学生気分を満喫することができました。

  • mie_image01_171215
  • mie_image02_171215

 

  • mie_image03_171215
    (テコンドー部の演舞)
  • mie_image04_171215
    (プロレス)

 

  • mie_image05_171215
    バット持つ息子売るのはお好み焼き
  • mie_image06_171215
    生明祭大いに遊ぶ三重の父母

 
(農学部:水耕栽培の研究)

  • mie_image07_171215
  • mie_image08_171215

 
農学部では、「水耕栽培」について展示・説明がされている教室があり、そこへ吸い寄せられていきました。
「水耕栽培」とは、養液栽培のうち固形培地を必要としないもののこと。簡単に言うと、畑の土を使わず、人口の施設による流れる水や光を使って、野菜や果実を栽培し収穫する方法をいう。土地や気候が適していなくても、また東日本大震災の被災地などでも栽培が可能になったりと未来に向けての夢のある技術なのである。
学生さんの説明を受けながら質問したり、感想を述べたり、すっかり気分はゼミ学生気分に。
「すごいね、土地がなくても東京のビルの屋上とかも利用できるんだ。」
「そしたら、天候不順による飢饉とか食べ物の奪い合いの戦争なんてなくなるね。」
「都会のビルそのものを水耕栽培の施設にしてしまえばすごいよね。生産即流通・消費ということに。」
「水は?光は?病気は?栄養は?寿命は?コストはどれくらい?」「光合成はしているの?」
「実用化の目途は?土の畑で採れたものと勝負できるの?」
「水耕に向かない植物ってあるの?将来的には、全品種いけるの?」
「宇宙でも水耕栽培できるんだろうか?」
「自治体や企業がスポンサー?」「実や葉だけではなく、種まで育てられるのかな?」
「万一病気がでたら? 愛情はどうやって注ぐの? そもそも、おいしいの?」
「どんな植物でも可能なの?」「ところで勉強は、楽しい?」⇒「はい、楽しいです」
機関銃のように質問を出しまくる我々に、一つひとつ丁寧に答えてくれた学生さん、ありがとうございました。

(天文部)

  • mie_image09_171215
  • mie_image10_171215

 
次に、三重県出身のOB部員さん繋がりで中央校舎の天文部を訪れました。
普段、宇宙や星のことなどあまり考えることなく生活している我々にとっては、教室に一歩足を踏み入れた瞬間から、驚きや疑問の連続でした。ここでも、すっかり気分は天文部新入部員に。
「へえ、人類が移住するとしたら火星が一番適しているんだ。」
「水や空気の有無よりも、地球上と重力がよく似ていることが大切なんだ。」
「重力ねぇ、実は前から思ってたんだけど、重力って本当にあるの?目には見えないよね。理論上で成り立っているだけではないの?」
「宇宙に外側ってあるの?」「月や火星には、ほんとに行って帰ってこられるの?」
「えっ、生田からでも、月は見えるんですか。」「???」(笑)
「どうして、星はみんな丸いの?」「どこかに、地球みたいな星はあるの?」
夏休み子ども電話相談室みたいな質問を浴びせかけても、一つひとつ丁寧に答えてくれた学生さん、
ありがとうございました。
「天体望遠鏡は?」⇒「6か月アルバイトして買いました。」
「宇宙の中で一番美しいと思う景色は?」⇒「火球。(まだ、燃えている流れ星)」だそうです。

  • mie_image11_171215
  • mie_image12_171215

 
(理工学部:脳内電流の研究)

  • mie_image13_171215
  • mie_image14_171215

 
「集合時間より随分早く着いたので、子どもは農学部ですが以前から理工学部ってどんな勉強をしてるのかなと疑問に思っていたので、見学してみました。電子顕微鏡が置いてあり、何気無くのぞいたらラットの海馬が見えました。そこへ学生さんなのか教授なのか?とにかく素敵な男性が声をかけてくださり詳しく説明してくださいました。脳に電流?海馬に扁桃体?とてもわかりやすく丁寧に説明してくださり理工学部ってこんな医学的なことまで研究しているんだなって知ることができました。」(先発隊の母より)
おもしろそうだなあということで、こんどは大挙して押しかけました。またしても、機関銃質問の始まり!
「理工学部で、脳の実験とか医学部みたいなことをするんですね。」
「電気って、普段我々が使っているあの電気と同じ?雷や静電気とかとも同じ電気?」
「感じたり考えたり、言葉に直したり、全部電気がやってるってこと?」
「電気信号が感情や言葉に変換する瞬間の仕組みとかは、研究できるの?」
「頭がいいとか悪いとか、実は、電気の流れ方のスピードの差ってこと?」
「脳内電流の流れ方で、ラットにも音楽の好みがあるのがわかるってすごいよね。」
「学習障害などの原因の解明にもつながるね。」
「認知症とかの治療に役立てば素晴らしいよね。」
興味は尽きませんでしたが、一つひとつに丁寧に答えてくれた大学院生さんありがとうございました。
                                                             
すっかり日が暮れて、「カレーライスいかがですか?もう50円にしておきます。」
学祭月下50円カレーに肩並べ
あちこち歩いて、おもしろいものにみて触れて、頭もたくさん使ったあとのカレーはうまかった。
オリオンとカレーライスと顕微鏡